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病名

心房細動

通常の人の安静時の心拍数は毎分50~90拍程度で、そのリズムも規則正しく等間隔です。
しかし、高血圧や老化現象の一種で、心房が痙攣してしまう事があります(600回/分ほど収縮)。
この状況を心房細動と言います。
最近ではこの原因のほとんどが左心房に付着した肺静脈に原因がある事が分かって来ており、左心房の病気だと考えられています。
通常のリズムならば、心房の収縮と心室の収縮は1対1に対応していますが、心房の興奮があまりにも早いと、そのうちいくつかは間引かれて心室につたわります。
その伝わりがランダム(無秩序)に間引かれるため、患者様に取ってはリズムがバラバラ(無秩序)になると感じる事があります。 症状は患者さんによって全く異なり、無症状の方から、「胸が痛む」、「息苦しい」と言った症状が出現する事もあり、苦しさのあまり寝込んでしまったりするほど症状が強い方もおられます。この症状の強弱は患者様それぞれでだいぶ違う様です。

治療法

まず命に関わる不整脈ではありません。
患者様の数が多く、10人に1人は一生のうちに一度経験すると言われています。
この不整脈治療の大きな柱は2つ、
1)血栓塞栓症の予防(主に脳梗塞の予防)
2)症状の緩和となります。
特に血栓塞栓症の予防の重要性は2002年ごろより世界的に注目され始め、古くからあるワーファリンという薬剤に代わって最近では副作用の少ない、多くの薬剤が発売され始めています。

また症状が強い場合、抗不整脈薬の投与を行いますが、それでも症状が強く薬剤の効果がない場合や、薬剤の副作用によって内服治療が困難な場合やその他の患者様の状況によって、カテーテルアブレーションによる心臓内カテーテル手術をする場合があります。
カテーテルアブレーションとなる様でしたら、心房細動のカテーテルアブレーションを積極的に行っている病院(埼玉メディカルセンター、さいたま赤十字病院など)をご紹介致します。

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